毎朝挽きたて手作り全粒粉Ⅱ

マスター&マネージャー

2014年02月27日 00:04



昨日になってしまいましたが^^;
Ⅰの記事の続きです。。。

どうして時間も体力もお金もかかる
手作り全粒粉を作るのか?






石臼と言えば重くて挽くのが大変という
イメージがありますが、フランス製は違いました。
挽く量を調整できるため、少なめにすれば軽く
沢山入れれば重くなります。
つまり女性でも子どもでも時間はかかるものの
挽くことができるのです。

そして何より挽きたての粉を使うことが出来ると言うことです

宮崎では・・・というか殆どのパン屋さんがそうだと思いますが、「全粒粉」になっているのを1袋(25~30kg)単位で仕入れて使います。
開封したばかりはいいのですが、時間と共に酸化するため味も香りも著しく落ちてしまいます。

しかし小麦を粒ごと、つまり「玄麦」の状態で保存し、使うたびに挽けば味も香りも最高の状態で使うことができるのです。

私たちのような小さなお店では、「全粒粉」1袋使うのに時間がかかってしまいます。
しかも素になる「玄麦」は無農薬ではありません。
まるごと使うため、どうしても無農薬のものを入手したかったのです。

早速、この石臼を購入。
オーガニックの玄麦も仕入れ先を確保。
宮崎に戻ってからスグ試してみました。

何と言うことでしょう

今まで使っていたものとここまで違うとは
労働力もプラスされているというひいき目もあるかもしれませんが、本当に美味しかったのです

これだけの違いを味わってしまうと、もう元には戻れません。
例え高くても、例え挽くのが大変でも、例え時間がかかっても、毎朝毎朝「無農薬玄麦」を挽くのです。

今では地元の農家の方と契約し、顔が見えるお付き合いをさせていただいています。
ライ麦の玄麦もお米のパンで使う玄米も使うたびに石臼を回します。

美味しいものを食べてもらいたい。
安心して食べられるものを提供したい。
その一心からです。

1994年の11月にげんらくの酵母を起こし始めました。
繋ぎ続けて20年目に突入しているウチの酵母。
子ども達より付き合いは長いです(笑)

私たちのコンセプトは
自分の子どもに毎日食べさせられるものを提供する
ことです。
この想いはブレません。
今までも これからも。




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